社員旅行は突然に。パート6

瑞月
社会人編の社員旅行ネタです。
多少セクシャルな表現がありますので、苦手な方は閲覧ご注意ください




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軽々とあたしを抱き上げ歩き出した高彬は、ベッドの前でふと動きを止め

「どっちにしようかな・・・」

なんて呟いている。

どっち?

高彬の目線を追ったあたしは、すぐにその意味が分かり、かぁっと顔が熱くなってしまった。

和洋室のお部屋なので、洋間にはベッドが、半分開いた襖の向こうの和室にはお布団が敷いてある。

「瑠璃さんはどっちがいい?」

「ど、どっちでもいいわよ」

そんなこと、聞かないでよー。

考えること数秒

「やっぱり浴衣には布団かな」

真面目に言うと、あたしを抱っこしたまま行儀悪く足で襖を開けると和室に入り

「さ、立って」

トン、とあたしを下ろした。

目の前に布団が2組敷かれていて・・・

うーん、何だかベッドとは違うオモムキがあるわねぇ・・・

なんて感心していると

「瑠璃さん、向こうむいて」

「へ?・・なんで」

「いいから」

肩を掴まれ、くるりと回されてしまう。

「・・ひゃっ」

ふいに首筋にキスをされて変な声が出てしまった。

「そう言えば、さっき、鷹男チーフに何言われてたの」

後ろから抱きしめてきながら聞かれ

「え」

「宴会場でだよ。首の辺りを指さされて、瑠璃さん、赤くなってたじゃないか」

「あぁ・・別に・・大したことじゃないわよ」

顔を見られてないのをいいことにあたしは言葉を濁した。

「何だよ、教えろよ」

相変わらず項辺りにキスをしながら高彬は言い

「うーん・・、怒らない?」

「怒らない」

「・・・『食べちゃいたいくらいに綺麗な項だね』って」

「・・ふぅん・」

声音が冷たくて

「あのぅ、・・怒った?」

恐る恐る聞いてみると

「別に。実際、こうして食べているのはぼくだからね。怒るなんて、全然。少しも」

「・・・・」

これは怒ってる・・

あたしは密かに覚悟を固めた。

こういう時の高彬は要注意よ。

今まで、鷹男にお誘い風の言葉を言われたりしたことが何度もあったけど、そのたび、あたしがどれだけ大変な目にあったことか!

次の朝、あちこち身体は痛むし、足元はふらつくわで、ほんと、何て言うか、あたしが悪いわけじゃないのにーー。

男の人って独占欲をこういう形で表すもんなのかしら?

「あのぅ、高彬。さっきも言ったと思うけど、小一時間で部屋に戻るので・・」

保身のため、一応、釘を刺すと

「わかってる」

「・・・」

わかってないわね、これは。

わかる気がないと言うのか。

あぁ、どうか、同室の子たちが酔いつぶれて早く寝てくれますように・・・!

こんなことなら、皆が飲んでた缶酎ハイに睡眠薬でも仕込んでおけばよかったわ。

アーメン、と心で十字を切っていたら、羽織が肩からするりと落とされてしまった。

腕を回し、あたしの帯の結びに指を掛けた高彬は、ふいに動きを止めると

「着物ってびっくりするくらい脱がしやすいね」

含み笑いをしながら耳朶にキスをしてくる。

「昔の人は苦労しなかっただろうな」

帯が解かれ、はらりと浴衣の前が開いた。

ほんと、あっけないわ・・、これでほぼ半裸だもの。

襟足をグッと開かれ肩が出たと思ったら、ブラの肩紐も肩から外されてしまい、とっさに浴衣を抱えるような感じで胸の前で手を交差させた。

その仕草のせいで浴衣がもっと下がってしまい、露わになった肩や背に高彬はキスをしてくる。








~続きます。(「社会人・社員旅行編」連載中)


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