社員旅行は突然に。パート8

瑞月
社会人編の社員旅行ネタです。
多少セクシャルな表現がありますので、苦手な方は閲覧ご注意ください




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「やっぱり高彬、今日はイジワルだわ」

顔だけ向けそう言うと、瑠璃さんは唇を尖らせた。

「たまには、ね」

眉を上げ言ってやると、瑠璃さんはふぅ・・と息を吐き、そうして

「わかったわ」

小さく呟いた。

密かな達成感みたいなものが沸き上がる。

たまにはこれくらい言ったっていいだろう。

いくら惚れた弱みとは言え、そう毎回毎回、瑠璃さんのペースを考えてばかりは・・・

「もう帰る」

「は?」

帰る?

「そんなイジワル言うんなら帰る」

浴衣の乱れを直し小芝居のため持参したタオルを拾いあげると、瑠璃さんはスタコラとドアに向かい歩き出してしまい

「る、瑠璃さん」

そうなると、当然、ぼくは追い掛けることになり、いや、ここで帰られるのは何というか・・・マズい。

ぼくは瑠璃さんの腕を掴んだ。

「待って」

くるりとこちらを向かせると、瑠璃さんの目が───

イジワルそうに笑っている。

「あたしに帰って欲しくないんでしょ?」

「・・・」

「だったら、待って、じゃなくて、待ってください、なんじゃないの?」

「・・・・」

くっそー、このはねっ返りめ!

いや、もちろん瑠璃さんの気の強さは嫌いじゃない。

正義感たっぷりで、ストレートだし。

だけど、こういう場面で、どうしてこうオトコに逆らうかなぁ・・・

従順に三つ指付いて、ってわけには行かないんだろうか。

・・・行かないだろうな、やっぱり。

だけど、ここで「待ってください」なんて言えるか、と言うのだ。男がすたる。

「ねぇ、瑠璃さん」

瑠璃さんの前に立ちはだかると、腰に手を当てる。

「何かしら?高彬」

瑠璃さんはぐっとぼくに顔を近づけると、挑戦的に眉を上げて見せた。

「武士の瑠璃さんに聞くけどさ」

「・・・」

「瑠璃さんは、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、この中ではどの武将が好き?」

「・・・」

「ぼくは断然、秀吉公だね」

「それが何か・・」

瑠璃さんが何か言うより早く抱き上げると和室に戻り、瑠璃さんを布団の上に下ろすと後ろ手に襖を閉める。

部屋は枕元にあるスタンドの灯りひとつになった。

立ち上がろうとする瑠璃さんの身体を絡め取ると、そのまま布団に組み敷く。

「ま、待って、高彬」

「待ってください、だろ」

ぐっと下から睨み付けてくる瑠璃さんの唇を塞ぐ。

秀吉公じゃあないけど「言わぬなら言わせてみせよう、はねっ返り」だ。

瑠璃さんを完膚なきまでに打ちのめし、そうして泣きながらでも請わせてやる。

続けてください、と────。

浴衣を肌蹴ると、ぼくはすぐに瑠璃さんの脚を開いた。






~続きます。(「社会人・社員旅行編」連載中)


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