ホワイトデーのその前に。パート16
社会人編のホワイトデーネタです。
多少セクシャルな表現がありますので、苦手な方は閲覧ご注意ください。
*********
いつの間にほどけていたのか、覆いかぶさってくる瑠璃さんの髪が頬に当たり、それがくすぐったくも心地よくて、一瞬、キスよりもそっちに意識が集中してしまった。
こんな風に自分が下になってキスの嵐を受けると言うのは初めての体験で、瑠璃さんの気持ちが解るような解らないような・・・。
いや、ほんと、何と言うか、色々とすごい。
シャンパンの威力はもちろんのこと、押し付けられてくる瑠璃さんの乳房の柔らかさとか弾力とか、これはもう犯罪級の気持ち良さだろう。
そっと背中に手を回してみると、またしても瑠璃さんはさっと唇を離し、もの言いたげな膨れっ面で上から睨んできた。
「何もしない。動かしもしない」
瑠璃さんが何か言うより先に、ホールドアップのように手を上げ
「だから、手を背中に回してても・・いい?置くだけだから」
知らずに口調は懇願調になっており、しかも、情けないことに少しばかり声が掠れてしまっていた。
「・・置くだけよぉ」
渋々ながらも許可が下りたので、背中に手を回す。
細い肩から続く華奢な背中、すべすべな肌・・・
ため息が出そうになる。
瑠璃さんのキスは唇を離れると、顎、喉仏と下がって行き、鎖骨の辺りでふいに顔を上げたかと思うと
「キスマーク、付けてもいーい?」
と聞いてきた。
キスが<キシュ>にも聞こえたけど、黙って頷く。
キスマークでもキシュマークでも、何でも好きに付けてくれ。
「んー」
効果音を付けながら瑠璃さんが吸血鬼みたいにぼくの首元に吸い付いてきて、指先は肩に置かれてるし、乳房は押し付けられてくるしで、ぼくはもう、瑠璃さんを下に押さえ込みたい衝動に駆られてしまった。
色々、限界が来てる。
「瑠璃さん、そろそろ、ぼくも動いて、いい、かな?」
「らめぇ」
「・・・」
無情にも却下され
──関係ないさ、動いてしまえ。
──いやいや、ここは瑠璃さんの意思を尊重するべきだ。
まさしく天使と悪魔の囁きが聞こえ、と思ったら、キスマークに満足したのか、それとも諦めたのか、それは定かではないけれど、瑠璃さんがキスをしながらどんどんと下がって行き───
「・・・」
いや、だから、本当に限界なんだからさ。
頼むよ、瑠璃さん・・・
この後、文字通りぼくは苦悩することになるのだった。
~続きます。(「社会人・白い恋人編」ホワイドデーに関係なく連載中)
※今日も引き続きいつもより短くて、かたじけないです。
苦悩は続くよ、どこまでも。
「線路は続くよ~、どこまでも~」の滅法明るいメロディーで、高彬にクリックで応援(ソング)をお願いいたします。
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多少セクシャルな表現がありますので、苦手な方は閲覧ご注意ください。
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いつの間にほどけていたのか、覆いかぶさってくる瑠璃さんの髪が頬に当たり、それがくすぐったくも心地よくて、一瞬、キスよりもそっちに意識が集中してしまった。
こんな風に自分が下になってキスの嵐を受けると言うのは初めての体験で、瑠璃さんの気持ちが解るような解らないような・・・。
いや、ほんと、何と言うか、色々とすごい。
シャンパンの威力はもちろんのこと、押し付けられてくる瑠璃さんの乳房の柔らかさとか弾力とか、これはもう犯罪級の気持ち良さだろう。
そっと背中に手を回してみると、またしても瑠璃さんはさっと唇を離し、もの言いたげな膨れっ面で上から睨んできた。
「何もしない。動かしもしない」
瑠璃さんが何か言うより先に、ホールドアップのように手を上げ
「だから、手を背中に回してても・・いい?置くだけだから」
知らずに口調は懇願調になっており、しかも、情けないことに少しばかり声が掠れてしまっていた。
「・・置くだけよぉ」
渋々ながらも許可が下りたので、背中に手を回す。
細い肩から続く華奢な背中、すべすべな肌・・・
ため息が出そうになる。
瑠璃さんのキスは唇を離れると、顎、喉仏と下がって行き、鎖骨の辺りでふいに顔を上げたかと思うと
「キスマーク、付けてもいーい?」
と聞いてきた。
キスが<キシュ>にも聞こえたけど、黙って頷く。
キスマークでもキシュマークでも、何でも好きに付けてくれ。
「んー」
効果音を付けながら瑠璃さんが吸血鬼みたいにぼくの首元に吸い付いてきて、指先は肩に置かれてるし、乳房は押し付けられてくるしで、ぼくはもう、瑠璃さんを下に押さえ込みたい衝動に駆られてしまった。
色々、限界が来てる。
「瑠璃さん、そろそろ、ぼくも動いて、いい、かな?」
「らめぇ」
「・・・」
無情にも却下され
──関係ないさ、動いてしまえ。
──いやいや、ここは瑠璃さんの意思を尊重するべきだ。
まさしく天使と悪魔の囁きが聞こえ、と思ったら、キスマークに満足したのか、それとも諦めたのか、それは定かではないけれど、瑠璃さんがキスをしながらどんどんと下がって行き───
「・・・」
いや、だから、本当に限界なんだからさ。
頼むよ、瑠璃さん・・・
この後、文字通りぼくは苦悩することになるのだった。
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